プロテーゼを使って鼻を高くする整形、隆鼻術。日本人は西洋人と比べて鼻が丸く低いことから、鼻整形をしたいという女性が急増しています。今回はなかでも人気の高い鼻プロテーゼについて、かかる費用やダウンタイムの期間などを詳しくまとめました。
鼻プロテーゼとは

鼻プロテーゼはシリコン素材のパーツのことです。隆鼻術という鼻を高くする手術で使われます。
I字型やL字型のプロテーゼを骨膜下へ挿入して鼻を高く見せる方法で、日本で行われる鼻を高くする手術はほとんどが隆鼻術です。鼻筋が通るので鼻が高く見え、目鼻立ちもハッキリするのが特徴。比較的簡単な手術で半永久的に効果があるため、美しくなりたい女性から高い人気を集めています。
この施術に向いている人
- 鼻を高くしたい人
- 鷲鼻など鼻の形にこだわりたい人
- 半永久的な効果を求めている人
この施術に向いていない人
- 安く受けたい人
- ダウンタイムが気になる人
同じ隆鼻術でもヒアルロン酸を注入する施術なら、半永久的な効果はないですが費用も安くダウンタイムもありません。
メリット
- 半永久的に鼻の高さや形をキープできる
- 一度手術すれば定期的に通院する必要がない
- 鼻の内側から挿入するので鼻表面からは傷跡が見えない
デメリット
- 鼻を切る手術なので入院が必要になることもある
- 術後数日間は痛みを伴う場合もある
- ダウンタイムが必要
手術の手順やダウンタイム期間

1.プロテーゼの作成
まずは鼻に入れるプロテーゼの作成です。
一人ひとりの鼻に合わせてジャストフィットするように作ります。プロテーゼは身体の中にいれるものですから、作成後はしっかりと滅菌消毒が行われるので安心です。
2.麻酔
鼻プロテーゼの場合、鼻全体に局部麻酔をします。時間は2~3分程度で終わるので、あっという間に感じるでしょう。チクッとした感覚や痛みを感じることもありますが、麻酔をするおかげで手術中は痛みを感じません。
3.プロテーゼ挿入
鼻の穴を数ミリ切開して、プロテーゼをいれていきます。
傷跡は小さい上に鼻の中にあるため、表面からは見えません。プロテーゼを入れた後は鼻を整えて腫れや内出血を防ぐために、数日間テープやギプスなどで固定することになります。勝手に外してしまうと腫れが長引いたり鼻の形が変わったりしてしまうため、自己判断で取ることは絶対にやめましょう。
4.ダウンタイム
鼻プロテーゼを入れた後は、しばらく腫れることがあります。個人差はあるものの、ダウンタイムは1~2週間程度です。ダウンタイムが終われば腫れも引いてくるでしょう。細菌感染予防のための抗生剤と、痛みが出るケースがあるので念のために鎮痛剤が処方されることがほとんどです。
クリニックや医師の指示によっても異なりますが、術後5日間程は入浴や洗顔に制限があることも。また約1ヵ月間は鼻を強くかんだり運動をしたりすることも禁止されます。プロテーゼがしっかり固定されるまでは安静が必要です。
ダウンタイムが終わるまでは腫れが気になるかもしれません。マスクや帽子で隠して外出する人が多いです。眼鏡やサングラスは鼻に負担がかかるため、しばらくは着用できません。
5.抜糸
ダウンタイムが終わると次は抜糸です。抜糸の数日前に固定したテープやギプスを取ることになります。
抜糸自体は難しいことではなく時間もそれほどかかりません。もし抜糸前に腫れがひどくなったり炎症を起こしてしまった場合は、医師に相談をする必要があります。
6.アフターケア(術後診断)
鼻プロテーゼを入れた場合、術後診断が数回行われることがほとんどです。
クリニックによって回数は異なりますが、3~6回程度通院して鼻に異常がないかなどの診断を行います。
鼻整形の費用
プロテーゼを使った鼻整形の費用は、200,000~400,000円程度です。
クリニックによっても異なりますが、相場は約300,000円前後。メスを入れる手術になるため、価格も若干高めになります。
しかしながらプロテーゼが曲がったり石灰沈着を起こしたりして入れ直さない限りは、半永久的に効果が続きます。そのため定期的に注射をすることを考えると経済的かもしれません。
まとめ
スッキリとした高い鼻に憧れる女性は多いと思います。鼻プロテーゼを使った隆鼻術は、半永久的な効果があり他の整形と比べても比較的簡単なことから、人気の高い手術です。
メスを入れるのは勇気がいりますから、隆鼻術を考えている人は今回ご紹介した内容を参考に、ヒアルロン酸とどちらが良いか検討してみてください。
最後に鼻を高くするグッズを紹介しておきますね。よかったら確認してみてくださいね♪