マインドフルネスってご存じですか?
最近、鬱病やパニック障害など精神的な病気にかかる人が多いですよね。ストレス社会で心が疲弊している人が多いようです。
マインドフルネスは、疲れた現代人の心と体を癒してくれるものとして今注目されていますよ。名前くらいは聞いたことがあるのではないでしょうか。
でも、マインドフルネスが実際どのようなものかわからない人も多いでしょう。
そこで今回は、マインドフルネスとは何か、やり方、効果、メリットデメリットはあるのかなど詳しく説明します。
マインドフルネスってどんなもの?

マインドフルネスは、「”今ここ”に集中する心」を意味します。
振り返ってみると、私たちはマインドフルな状態でいることは少ないですよね。
たくさんの情報が飛び交い常に頭は働きっぱなしで、過去や未来を想像しては不安や焦りに駆られて考えても仕方のないことを延々とぐるぐる考えてしまう…。
これでは脳が疲れてしまい、パフォーマンスが下がったり、マイナスな考えにとらわれてしまいます。脳内物質が正常に分泌されないと、最後は精神的な病気になってしまう恐れもあります。
マインドフルネスで、”今ここ”に意識を向けると、考えていたことから気をそらすことができ、心が穏やかになっていきます。
アップル創業者のスティーブジョブズなど多くの経営者もマインドフルネスを生活の中に取り入れていたようですよ。彼らの功績はマインドフルネスによるものだったかもしれません。
マインドフルネスの効果
- 集中力が高まり、パフォーマンスが上がる
- 緊張がゆるみ、リラックスする
- ストレスが軽減する
- 心に余裕ができる
- 痛みが緩和する
- 不安や焦り、怒りが和らぎ、自信が生まれる
マインドフルネスは雑念を流して、”今ここ”に集中します。
イメージとしては、スポーツ選手がよくゾーンに入ったと言いますよね。それに近いです。環境、未来、過去などに全くとらわれず、今に全集中を注ぎます。
結果、洞察力、直観力が研ぎ澄まされ、最高のパフォーマンスを発揮しやすくなります。
また、マインドフルネスをすると、悩みや不安などとらわれているものから距離を置くことができます。その結果、心に余裕ができ、問題を客観視するようになります。
マインドフルネスは深い呼吸と共に行うので、自律神経が整い、体の緊張が和らぎます。その結果、眠りの質が高くなり、身体的疲労も脳疲労も解消されていきます。
マインドフルネスのメリット・デメリット
マインドフルネスは、特別な道具などは必要なく、場所も問わないので気軽に行えます。
マインドフルネスは、精神科医からも高く評価されており、治療にも用いられています。薬物療法のような副作用もないので、疾患のある人で薬物治療に抵抗のある人も受けることができます。
デメリットは、日ごろ私たちは”今ここ”に集中することが少なく慣れていないので、マインドフルネスがうまくいくまで時間がかかることです。
また、疾患がある人については確実に効果をだすため、マインドフルネスを学んだ専門家のもとで実践するのが望ましく費用が掛かります。
マインドフルネスのやり方

マインドフルネスのやり方は代表的なやり方は5つありますが、全て”今ここ”の状況に意識を向けることで変わりはありません。
今回は最も定番のやり方をご紹介します。
姿勢を正す
立っても、座ってもOKです。骨盤を立て、背筋を伸ばし、頭、首が一直線になるようにします。
肩の力を抜き、表情も緩ませます。目は軽く閉じるか、半眼で斜め下を見つめましょう。
呼吸に集中する
ゆっくりと呼吸をします。鼻で吸って、口から吐きましょう。
吸った息が体に流れていく様子、肺のふくらむ様子、吐いた息が出ていく様子、肺がしぼんでいく様子をイメージし、呼吸に意識を向けます。
もし、何か別の考えが浮かんで来たら、「考えているな~」と心で唱えて流し、また呼吸に意識を向けます。
雑念が浮かんでくることは普通のことです。雑念を考え続けてしまうことを避けられればOKです。
時間と場所
慣れるまでは5分で行いましょう。慣れてきたら時間をのばせばOKです。
基本的にどこでもできますが、あまりザワザワしたところは集中できないかもしれません。はじめは静かなところで、マインドフルネス動画やCDで誘導してもらいながら行うと良いでしょう。
慣れてきたら、どこでも1人で出来るようになります。
まとめ

マインドフルネスとは、心と体を癒し、健やかにするものです。特徴をもう一度。
- 不安・焦り・怒りから離れ、心を落ち着かせる
- 集中力を高める
- ストレスを軽減する
- 自信につながる
- 脳内が整理される
気軽にできるマインドフルネスは、忙しい現代人のセルフケアにピッタリです。
毎日のストレスケア、精神病予防に役立てていきたいですね。
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是非、参考にしてくださいね!